【個別コーチご利用体験記】匿名希望 さん

【氏名】

 匿名希望 さん

【大学】

 慶應義塾大学 法学部 卒業

【職業】

 会社員

【合格実績】

 2023年11月 筑波大学法科大学院 合格

【個別コーチのご利用内容・感想など】

1.個別コーチを利用した経緯

 私は当時、司法試験は4回目の不合格で失権までもう後が無い状況でした。自分に何が足りていないのか、残りの時間で何をしたら良いかについて個別指導を受けたいと思い、ネットでいろいろ探してみましたが、大手は料金が高かったり枠、がすでに枠がなかったりで諦めていた中、たまたますずかけLabo.を見つけたというのがきっかけでした。

2.利用期間・回数・内容

 4回目不合格の年の年末から、隔週に1回のペースで司法試験過去問を題材に個別コーチを受けました。何度か個別コーチを受けた後、起案添削コーチで添削を受けました。ところが、残念ながら、5回目の司法試験も不合格になってしまい、予備試験にも合格できず、再度筑波大学法科大学院を受験することを決めた際には、入試の過去問を数年分、起案添削コーチで添削をしていただきました。

3.個別コーチの利用経験がどのように役立ったか

 これまで自分が何気なく使っていた論証も、個別コーチの際に、なぜそのような論証を論じているのかについて質問をされるとうまく説明することができず、自分の理解が甘かったことを痛感しました。また、重要論点については別途個別に解説資料を作成していただいた上で提供してくださり、理解の助けになりました

 起案添削コーチでは、私の答案よりも長いんじゃないかというくらいのコメントをびっしりといただけます私は答案の文量を多く書けないため、私の状況を理解してくださった上で、書かなくても良いポイントや、論証を短く書く場合のポイントなど、答案戦略上のアドバイスをいただけたのもとても役に立ちました

 筑波大学法科大学院は人数が少ないこともあってか入試に関する情報が少なく、過去問を解いても答案の方向性が合っているのかが心配になりましたが、起案添削コーチを受けることで、安心して受験することができました。

4.個別コーチの上手な活用の仕方

 自分が答案作成時に考えたこと、悩んだところ等をなるべく早い時点で答案にメモしておくことをおすすめしますなぜならば、後から自分の答案を見ても、作成時の悩みを思い出すことは難しいです(少なくとも私はそうでした。)。そして、次回、同じような問題が出たときに同じところで悩まないようにするために、個別コーチ等の機会に質問や悩みをぶつけて解決しておくことをおすすめします解説を聞く・読むときに浮かんだ疑問もなるべく早いうちに質問して解消するのが良いと思います。

 また、解説や添削を受けた問題は、もう一度書き直してみることをおすすめします

 

※ 2023年12月にご寄稿いただきました。

 

【コメント】

 担当者としましては、5回目受験の半年前ほどにご相談をいただいた際に、何とか残りの期間で司法試験の合格を果たしていただきたいと思い、コーチングをさせていただきましたが、担当者の力が及ばず、本当に悔しい思いを致しました。

 しかしながら、その後しばらくすると、司法試験予備試験と再度の法科大学院入試を経て、もう一度司法試験にチャレンジしたいというご相談をいただき、改めて再チャレンのためにタスクの洗い出しのお手伝いや今後の学習方針などのご相談に応じさせていただきました。そして、働きながら筑波大学法科大学院に進学したいとのお話を聞かせていただき、上記の体験記の中のお話でもありましたとおり、起案添削コーチの添削コメントは一つひとつ丁寧に、論証などの事前準備が効きやすいところで、かつ、改善すべき点については、老婆心ながら補足資料なども個別に作成させていただきました。一度これまでのフォームを忘れていただき、再度基本フォームを染み込ませていただけるようにコーチングをさせていただきました。その結果、在学中受験などの影響で一気に倍率が厳しくなった今年の筑波大学法科大学院の入試に見事合格をされ、まずは1勝の嬉しいご報告をいただくことができました。

 次年度から、再度法科大学院へ進学され、最短ルートでは、在学中に司法試験に再チャレンジしていくことになります。次の試験までは、良い意味で足腰を鍛えなおす時間・期間がしっかりとありますので、基礎力養生を徹底し、コツコツと踏ん張っていただき、来る司法試験の合格を果たされることを願っております!

 

                       [コメント:取締役 徳丸 祐治]