【氏名】
堀井 香佑 さん
【大学】
【法科大学院】
【合格実績】
2019年 8月 関西学院大学法科大学院 合格(授業料全額免除)
【主な受講歴】
・ 法職基礎講座[3期](大学 特修講座)
【受講・合格体験記】
1.法職基礎講座
大学入学後,法律について何も知らない状態の中,1年間で法律基礎科目7科目と実務基礎科目2科目を学べたところが非常にその後の勉強に役立った。実際のところ,とりあえず一周しただけでほとんど理解できてなかったと思うが,漠然と法律について理解できたと感じている。
学部2年では,講座を受講しておらず,予備校でもう一度基本的な知識をつけるために基礎講座を受講した。予備校の基礎講座を受けていた人は,ほとんどの人が初めてか,もしくは途中で断念した人が再度受講する感じだったので,とりあえず一周した自分にとっては余裕をもって基礎を確認し直すことができて,それと同時に論文の問題も解くことができたのでこの1年でかなり力をつけることができた。
今では,法職基礎講座でハードな生活を過ごしたことから,その後の予備校の講座や答練に取り組むことができ,4年間コツコツ勉強してきたおかげで,学部4年で毎日何十時間も勉強しなくとも神戸大学法科大学院に合格することができたと考えられる。
法職基礎講座は,司法試験や予備試験,法科大学院入試を受けるための基本的なことを学ぶことができるとともに,初学者に向いている講座であったといえる。
2.自主勉強会
私が法職基礎講座を受講していたときには,1期生・2期生の先輩方がいらっしゃったことから,先輩と自主ゼミを組んで,市販の演習書や法科大学院入試の問題を解いたりした。大学の授業がないときに先輩に論文の書き方などを教えてもらったこともあった。このような自主勉強会があったことから,学部1年の夏頃には論文問題を解くという環境が備わっていた。
3.自分がとった具体的な学習方法
実家から大学まで約2時間半かけて通学していたので,電車の中で,基本書を読んだり,短答を解いたりして時間を活用していた。それ以外は,大学や予備校の友人と自主ゼミを組んで,予備試験や法科大学院入試の過去問,演習書などを用いて答案を見せ合った。
勉強のスケジュールなどを立ててその通りに勉強をすることが苦手だったので,ある程度どこまでやるか決めて,集中が続いたらできるまでやり,集中が切れたらどこまでやるか決めていたところまで進まなくても勉強するのをやめた。
4.経験談
私は,法職基礎講座だけでなく,予備校も通っていたので,同じ大学で同じようなレベルの人だけでなく,違う大学の人や予備試験に合格している人,司法試験を受ける人とも自主ゼミなどで議論しあったりすることができたので,このような環境にあるほうが他の人のレベルがどのようなものなのかわかるため,いい刺激になると思う。
5.今後の受講生や後輩等に伝えたいこと
初学者や将来法曹になろうか迷っている方,予備校に通うか迷っている方,興味がある方は,どのようなことを学ぶのか知るために法律基礎講座のような講座をとってみるのもいいと思います。
※ 2020年4月にご寄稿いただきました。
【コメント】
堀井さんは,いつもニコニコして柔らかい表情のイメージですね(笑)。当時,私(徳丸)も毎日通勤往復4時間,始発終電当たり前みたいな生活をしながら講座等をこなしていたのですが,彼も同様に遠くから通学しており,スキマ時間を上手に活用されていたようですね。堀井さんは,入門講座を受講していただいたのですが,残念ながら,その次のステップの起案の基礎ゼミについては,選抜試験の関係でご一緒することはできませんでした(当時の学内講座では,論文式試験やグループ口頭試験等,ガチンコの選抜試験を設けていました。我ながら今思うと鬼でしたね…(^^; 苦笑)。もっとも,彼はそこでくじけることなく,改めて司法試験予備校の講座を受講したいとのことで,ゼミ合宿で相談を受けました。その後,自分の意志と判断で予備校講座を受講し,一所懸命にカリキュラムをこなしていたようです。その努力もあり,見事,関西学院大学法科大学院に全額免除で合格,さらに,神戸大学法科大学院の合格を勝ち取れたのだと思います。
堀井さんは,現在(2020年7月時点),神戸大学法科大学院に在学中です。通学時間の問題は解消されたようなので,より時間を有意義に使いつつ,持ち前の粘り強さを活かしつつ,さらなるステップアップを期待しております!
[コメント:取締役 徳丸 祐治]