【個別コーチご利用体験記】匿名希望 さん

【氏名】

 匿名希望 さん

【大学】

 関西大学 法学部

【合格実績】

 2021年8月     関西大学法科大学院 合格(学費全額免除)

 2022年2月     同志社大学法科大学院 合格

【個別コーチのご利用内容・感想など】

 私は,大学2年次生から,法科大学院入試の合格に向けて,大手予備校の入門講座を利用して学習していました。そして,答案の書き方を含めたアウトプットの学習をするにあたり,個別指導を受けたいと考えました。ところが,同予備校には個別指導サービスがなかったことから,個別指導サービスをインターネットで探すことにしました。他の大手予備校の個別指導が非常に高価であったなか,相場の半額以下で受講することのできるすずかけLabo.のサイトを見つけました。さっそく連絡し,面談を行い,そこから約1年間,週1~2回のペースで利用させて頂きました。

 すずかけLabo.は,入門講座や,答案の書き方等の指導を受けることができる個別コーチ,答案の添削サービスなどがありますが,私は,前述の理由から個別コーチを受講しました。個別コーチでは,あらかじめ法科大学院入試の過去問(どの問題を取り扱うかは,こちらの要望を伝えて選ぶことができますし,相談のうえ選んでもらうこともできます)を起案して提出し,個別コーチのなかで基本知識などの理解の確認や解説を交えて添削を受けるという方式でした。答案の型の説明に加え,その問題を解くうえで必要な知識を確認しました。その際,講師が一方的に解説するのではなく,まず質問をされて自分で考えて答えるという,いわゆる「ソクラテス・メソッド」のような方法でした私にとってはこのソクラテス・メソッドが非常に良かったと考えています何度も質問され答えているうちに自然に定義や論証を覚えることができるからです(当然,自分で暗記する努力も必要ですが…)実際,個別コーチ中の講師とのやり取りで出てきた定義や論点が入試でも出てきて,個別コーチの受講が試験に直結したと感じています

 余談ですが,私は元々他のロースクールを志望していました。しかし,最初の面談で,私の生活・学習環境や,興味・関心を踏まえ,そのロースクールだけでなく,他のロースクールも含めて受験することを勧めて下さいました。面談でのアドバイスがなければそのロースクールを受験することもなかったため,徳丸さんのおかげで自分に合った素晴らしいロースクールに合格することができたと思います。本当にありがとうございました。

【自分の学習方法や経験談など】

 私は,徳丸さんからアドバイスされたこともあり,アウトプット重視で学習しました。具体的には,入門講座を一通り受講し終わったあとは,演習書や過去問の問題を解きながら答案の型を意識しつつ,定義や論証を覚え直すという方法です。入門講座の内容が2~3割程度しか頭に入っていなかったのですが,やはり入門講座の知識が試験でどのように問われるのかを意識しながら覚えたかったため,この方法を採りました。結果的に,従来のインプットを重視する学習法と比較して知識が定着しやすかったので,勉強法としては正解だったと考えています皆さんも,一通りインプットを終えたら,その段階での定着度はあまり気にせずにアウトプットに移行することをお勧めします。

 

※ 2022年3月にご寄稿いただきました。

 

【コメント】

 上記体験記で語られていますように,個別コーチの事前面談で進路希望などをお伺いした際に,志望校の選択肢を再考してみても良いのではないかと思い,司法試験対策の面だけでなく,当該法科大学院の特徴なども含めて相談にのらせていただきました。もちろん,「司法試験合格率や大学のネームバリューなどが重要視すべき点で,それ以外の特徴は司法試験合格という観点から不要」というご意見もあると思います。もっとも,司法試験予備試験ルートだけでなく,法科大学院ルートを視野にいれた場合に,少なくとも2年間は法科大学院生活を過ごすため,せっかくならば,司法試験合格に向けた学習を主軸にしつつも,司法試験予備試験ルートではできない経験を積んでいただくのもライフプランの一つとして良いのではないかと思い,アドヴァイスをさせていただきました。そして,ご利用者様の努力が実り,当該法科大学院に見事合格されました。改めておめでとうございます!

 たまたまですが,ご利用者様は,弊社代取と平取の遠い後輩さんになることになりました(笑)。個別コーチのご利用者と講師としてだけでなく,遠い後輩・先輩としても応援させていただきたいと思います。ここからの法律学習が大切ですので,しっかりと勉強して,自分のやりたいこともやって,是非司法試験合格をもぎ取ってください!

 

                       [コメント:取締役 徳丸 祐治]